株主総会とは?
株主総会とは、会社の所有者となる株主が、会社に関わる重要事項を検討、決定する重要な会議です。会社における最高の意思決定機関となるため、株主は強力な権限を認められています。その株主総会は、次の2種類に分かれています。
定時株主総会
定時株主総会とは、会社の事業年度終了後、必ず、年に一度開催される株主総会です。
主に会社決算の承認、剰余金配当、役員の選任などを決議します。
臨時株主総会
臨時株主総会とは、会社の分割や合併など、会社に特別な決議が必要となる場合に開催される株主総会です。定時株主総会のように必ず開催するものではありません。
株主総会の役割
株主総会の役割は、会社法で決議事項が定められています。主な役割は、会社内の組織変更、組織再編、株主の併合や自己株主の取得、役員の選解任や報酬決定です。
定時株主総会の流れ
定時株主総会のおおまかな流れは、次のとおりです。
- 事前準備
取締役会で株主招集を決議し、事業決算報告書や決議事項などを準備します。
- 株主総会の招集、通知
取締役により株主を招集し、開催前の2週間前までに、株主に招集通知書を発送します。
- 議事進行
予定している議案を審議し、決議します。
- 株主総会決議内容通知の送付
株主総会で決議した内容の通知および株主配当金の支払通知書を送付します。